【宮崎市】宮崎市県庁は歴史の宝庫でした。宮崎出土の埴輪が見学できます。
橘通東2丁目にあります宮崎県庁に、宮崎ルーツの埴輪のレプリカを見に行ってきました。夏休みを迎える子供さん達の自由研究にも良さそうです。
今回、県庁を訪れるきっかけになった宮崎県のイメージでもある埴輪ですが、実は、県外ルーツの埴輪と宮崎ルーツの埴輪があるということはご存知だったでしょうか? 宮崎でよく見られる武人や馬型の埴輪はなんと関東ルーツで歴史的背景によりそのまま宮崎のイメージとして定着されたようです。ですが、古代の歴史を正しく理解してもらいたいとの思いにより、2021年から県内出土の埴輪のレプリカに置き換えられているようです。
新富町の百足塚で出土された鶏形埴輪です。
同じく、新富町の百足塚で出土された埴輪盾持人です。
人や動物の埴輪が復元できたのは県内では百足塚古墳だけとのことです。
西都市の西都原170号墳から出土された重要文化財「埴輪小持家」のレプリカとなっています。
家形埴輪は、他の埴輪とは違う特別な意味があったのではと考えられているようです。古墳時代の家などの建物はこのような形が多かったのでしょうか。気になりますね。
同じく西都原170号墳から出土された重要文化財「埴輪船」のレプリカです。
こちらの船の形をした埴輪は権力者のお墓を飾ったものであったようです。
今回は宮崎県庁本館前庭に設置されている県内出土の埴輪のレプリカの一部をご紹介しました。埴輪で歴史をさかのぼり、ひとつひとつの埴輪から当時の様子をうかがうこともでき、宮崎のことをまた知ることができて良かったです。
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